【書評】がんでも人生フルスイングを読んで
どうも。モルです。
最近は、バタバタしていてまた昨日もブログを上げられておりませんでした('◇')ゞ
このサボり癖は直さないと。
さてさて、そんな中ではありますが、
本をコツコツ読んで、最近完読した一冊があります。
「がんでも人生フルスイング」
という元プロ野球選手の大島康さんが書いた一冊。
ご自身のご病気についてや、それから見えてきたこと、人生の事などが
記されています。
書評、なんていうと大変おこがましいのですが、
生きていく上で参考になることが多かったので、
ぜひ、読んでみていただきたい、
という事で僕なりの読みどころポイントを踏まえて上げさせていただきます。
【目次】
- 概要
- 読みどころポイントその① 野球という人生のライフワーク
- 読みどころポイントその② 癌になったのは誰のせいでもない
- 読みどころポイントその③ 家族の存在
- 読みどころポイントその④「どう生きるか」「どう生きたか」
- 読みどころポイントその⑤ 最後に人生を振り返るとき、私は笑っていたい
- 感想
概要
がんでも人生フルスイングというタイトルの通り、
大島さんは癌患者です。
「ステージ4」「余命1年」だと宣告され、
そこからの治療のこと
家族のこと
どう生きていくか
等綴られています。
がんでも人生フルスイング 「中高年ガン」と共に生きる“患者と家族"の教科書
- 作者: 大島康徳
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2018/05/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読みどころポイントその① 野球という人生のライフワーク
大島さんは、野球が大好きです。
野球は人生のライフワークだと仰っています。
病気になろうと何だろうと仕事に行きたい!
仕事をしている方が元気!
すごく良いことですよね。
人生で最も長い時間を過ごすのに、嫌々やるのが当たり前の仕事。
それを心から楽しんで、ライフワークにできるって素晴らしいな、と思いました。
改めて、仕事を楽しむいう事が人生にとっても重要だと気づかされました。
読みどころポイントその② 癌になったのは誰のせいでもない
これは、大島さんの奥様のすごいところでもありますが、
「なんで自分たちがこんな目に・・・」
「癌になんてならなければよかった・・・」
と思ってしまうような事ですが、大島さんの奥様は
「癌になったのは誰のせいでもない」と思われたようです。
その思いには、小林麻央さんのブログに大きく影響されているようです。
奥様ご自身も、子宮頸がんを経験されているという事ですが、
癌に対して前向きに向き合うその強さは、我々にも
「ちょっとした事で挫けず、前向きに生きるんだ。」
という事を教えてくれるエピソードになりそうです。
読みどころポイントその③ 家族の存在
この本を読んでいて度々登場する家族の存在。
奥様のナオミさん、二人の息子さんたち、トイプードルの祭ちゃん。
大島さんにとってこの家族の存在がとても大きいと、作中で度々語られています。
奥様をはじめ、二人の息子さんが大島さんの為に
闘病に協力する姿や、思いをよせる姿、
そして祭ちゃんの存在も心の支えになっているように思います。
「大島さん愛されてるな~」と思うとともに
良い家族だな~と思います。
本当に、家族って大事ですよね。
喧嘩をしたり、うるさいなと思う事もあったりしますが、
家族がいつも当たり前にいてくれる、それがどれだけ幸せなことか考えさせられます。
読みどころポイントその④「どう生きるか」「どう生きたか」
大島さんは、癌患者であることを皆から忘れられるくらい
全国を飛びまわって、一人で宿泊したりもしています。
大島さんは、何より自然体です。
塞ぎこんでしまいそうな状況ですが、そのアクティブさがすごいです。
大島さんは、癌になったことやこのタイミングで癌が発覚したことを
「運命」だと言っています。
恐怖で、とてもそんな風に考えられない事柄だと思いますが
(癌について)やっかいな同居人ですが、こいつが私のところに転がり込んできたのも、
それは運命と受け止めています。
と作中で仰られています。
人生で自分の身に起こることは、全て運命。
もちろん、変えられる運命はありますが、
何かが起きるのは必然的なこと。
そう思えると普段の生活で起きることも、前向きに考えられるようになりそうですね。
読みどころポイントその⑤ 最後に人生を振り返るとき、私は笑っていたい
大島さんの人生におけるテーマは、
最後に人生を振り返るとき、笑っていたい。
という言葉であるように思います。
これは癌になったから、とかではなく
元々大島さんが持っている思い。
なので、何年生きるか、よりもどう生きるか、そして最終的にはどう生きたか、
が重要だそうです。
感想
今回、この本を読ませていただいて、
最初は癌発覚の経緯や闘病の事などが綴られていて、
読んでいく毎に暗くなるような内容だと思ってしまったのですが、
大島さんの癌になっても変わらない自然体さや、
家族と共に、ライフワークである野球と共に、癌という病気を
前向きに乗り越えていく姿に、勇気を貰えました。
今、自分に降りかかっている辛い事や苦しい事なんてちっぽけだなと思えました。
そういうことも、また運命。
というより…しっかり健康体で何不自由なく生きさせてもらっているのだから、
何でもできるな!と。
気になる方は、ぜひ読んでみてください(^^♪